アメリカンコッカースパニエルの保護犬との出会い

アメリカンコッカースパニエルの保護犬「トロン」との出会い
こんにちは。
今日は、我が家に新しい家族が加わった特別な日のお話を綴りたいと思います。
アメリカンコッカースパニエルの保護犬「トロン」との出会いについてです。
出会いのきっかけ
もともと犬を迎えるなら、ペットショップではなく保護犬を、とずっと思っていました。
いろいろな理由で家族を失ってしまった子たちに、もう一度安心できる場所を用意したい。そんな気持ちが心の奥にあったんです。
そんなある日、妹からSNSで一本のメッセージが届きました。
「アメリカンコッカースパニエルの女の子、里親探してるよ」
写真に写っていたのは、どこか寂しそうな表情をした子でした。でも、なぜか惹きつけられるものがあって…。家族で話し合った末、我が家で迎えることを決意。
まだ名前がついていなかったので、長女が「トロン」と名付けました。
初めての対面
犬の保護活動をされている方に連絡を取り、対面の日を迎えました。
初めて会ったトロンは、思っていたよりもずっと小さく、そしておびえている様子でした。でも、私の足元にそっと寄り添ってきたその姿に、胸がぎゅっとなって…
大人しくて怖がりな子でしたが、目がとても優しくて、「この子を守ってあげたい」と自然に思えました。
スタッフの方によると、トロンは繁殖犬として長い間ケージの中で暮らしてきたとのこと。人との関わりが少なかったため、これから少しずつ慣れていく必要がある——そう説明を受けました。
新しい生活のスタート
我が家に来た初日、トロンは落ち着かない様子で部屋中をウロウロ。でも、驚くほど食欲旺盛で、ごはんはぺろりと完食(笑)。
名前を呼んでも警戒してなかなか近づいては来ませんでしたが、それでも、こちらをチラッと見るような仕草や、様子をうかがう姿が少しずつ見られるように。
そんな小さな変化がとても嬉しくて、家族みんなで見守っています。
まだトライアル中ですが、もうすっかり我が家のアイドル。すでにかけがえのない存在です。
トロンが教えてくれたこと
保護犬を迎えるというのは、最初からうまくいくものではありません。
時間も根気も必要ですし、時には不安になることもあります。
でもそのぶん、通じ合えたときの喜びはとても大きい。
「名前を呼んだら少しだけしっぽを振ってくれた」
「初めて自分から寄ってきてくれた」
——そんなひとつひとつの小さな出来事が、家族にとって大きな宝物になります。
トロンは私たちに、「信じること」「待つこと」「寄り添うこと」の大切さを教えてくれています。これからも、ゆっくり、ゆっくり、一緒に歩んでいけたらと思っています。
保護犬を迎えようか迷っている方の、ほんの少しでも参考になれば嬉しいです。
これからも、トロンとの日々を少しずつ綴っていきますので、またのぞきに来てくださいね。